臍ヘルニア、出べそ

  • お問い合わせはこちらから
  • ご注文についてはこちら
  • ホーム
  • 製品案内
  • 臍ヘルニアについて
  • 臍ヘルニア、出べそ
  • 治療具販売の経緯
  • ご使用方法
  • 企業情報
  • ご注文について
  • お問い合わせ
  • ヘソプラグ使用施設
  • 臍ヘルニア固定治療器具

ホーム > 臍ヘルニアについて > 臍ヘルニア、出べそ

臍ヘルニア、出べそ

臍ヘルニア

臍ヘルニアはよくみられる異常で、臍に腸管を内蔵する腫瘤を呈します(写真1)。 自然治癒することが多く、一般に2歳頃まで経過観察を行い、3〜4歳以降に自然治癒しない場合、手術治療の対象とされてきました。

しかし、脱出が顕著な例では、皮膚の伸展により、ヘルニアは治癒しても臍の変形(出べそ)が残り、形成手術の対象となる例があること、嘔吐や腹痛をきたす例(嵌頓-かんとん-)があることから、保存的治療も試みられてきました。

実際には保存的治療は廃れ、2歳以下で、手術を受けられる方の6割以上が手術を受けており、近年、少子化にも関わらず、手術例・嵌頓例とも増加しています。

なぜ保存的治療が廃れたのか

専門家(小児外科医)の間でも、治療方針に大きな違いがあります。 なぜなら、保存的治療(手術以外の治療)があまりに酷いものであったからです。

古くから行われている治療方法として、絆創膏固定法(スエンソンの絆創膏)があります。 絆創膏を皮膚に強固に固着させ、皮膚ごと腹壁を寄せて腹壁欠損孔を塞ぎ、腹腔からの腸管の脱出を防ぎ、腹壁欠損部の自然閉鎖を促進しようとするものです。 しかし、この方法では、絆創膏の皮膚への固着が緩むとしばしば腸管の脱出が起こり治療効果がなくなることや、絆創膏を強固に固着させれば皮膚のかぶれが問題となることなど問題が多いので、私もやる気がしなくなりました。

そこで、思いついたのは、無理矢理腹壁を寄せるのでなく、物を当てがって腸管の脱出を防ぐと同時に、押し込んだ皮膚と腹壁欠損部を癒着させ(自然にひっつけ)ヘルニアの治癒を促進させようという事です。

最近では

同様のアイデアで、手作りの綿球やスポンジ等の立体構造を取る異物を利用して腹壁欠損孔を閉鎖する試みが報告されています(吉田篤史、渡辺泰宏、野田卓男、王仲秋、尾山貴徳著 臍にまつわる小児外科疾患の診断・治療:臍ヘルニアの保存的治療と問題点 小児外科37巻1号ページ36-38 2005年)。 これら異物により欠損孔を塞ぐ方法でも、異物の固定保持のため絆創膏や粘着フィルムを使用するものの、皮膚に強固に固着させる必要がないため、皮膚のかぶれの軽減が期待できます。しかし、一方で、単に立体構造物のみの固定では、体動などによりずれて固定がうまくいかなくなったり、綿球やスポンジは汗を吸い却って皮膚のかぶれを助長する問題もあります。

これら異物は医師の手作りで、しかも母親など家人による再固定に困難性を伴うため、入浴時には粘着フィルムで固定部を被覆すること、一旦固定が緩むと通院するように指導されています。 通常入浴は数日に一度に制限され、この間臍部は湿潤した綿球やスポンジに晒されることになるからです。